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 ディスプレイドライバの応答停止と回復
2013年01月27日(Sun)
ハード

Windows7のトラブルとして有名な『ディスプレイドライバの応答停止と回復』。
いよいよ、私のPCでも発症してしまいました(涙)


突然フリーズしたかのように動作が止まり、画面が真っ暗になった後、復旧。
復旧まではそれほど時間はかからないものの…とにかく頻繁!
数秒でなったり1〜2分ならなかったりとタイミングは割とまちまちでしたが…


今回使用しているビデオカードは「ZOTAC 288-2N114-000RT DDR3-512MB」。
GeForce9600GTのGreenEdition(省電力版)で、世代は古いものの3Dゲームをプレイしない私には充分なパフォーマンスと省電力のバランスを提供してくれています。
仕事用PCの調子が悪くなった為、Core2Quadのサブマシンをベースに組み直す事にしたのですが…
このカードも、それまで特に問題無く使用していたものでした。


さて、問題の症状についてですが…
ネットで検索すると出てくる出てくる(^^;
まず多いのは、ビデオカードのドライバ「nvlddmkm.sys」にまつわるもの。
ドライバのアップデートの際などに新旧のバージョンが混在して不安定になる様です。
そして、メインメモリの相性問題。
メモリを交換したらエラーが出なくなった…という人も多い模様。
まずはこのあたりからチェックしてみます。


Windows7をインストールした複数のPCを用い、ビデオカードやメモリも入れ替えてみましたが、どの組み合わせであっても、この9600GTGEのみで症状が起こります。
OSをクリーンインストールしてもみたものの、やはり同様。
…というか、インストール完了時から症状がでる始末(^^;
いよいよ万策尽き、ビデオカードの故障を疑い始めましたが…
気になるのは、エクスプローラやブラウザを操作しているだけでも症状が出るのに、3DMark05などの重たいベンチは普通に完走するという点。
普通壊れているのなら、逆に負荷がかかったときに停まりそうなものですが…


で、GPU-Zで状態をモニタしてみると、コアとメモリ、シェーダーのクロックがいやに変動していることに気がつきました。
それも、応答停止・回復のタイミングに合わせて。
どうやら、アイドル時や3D機能を必要としない時に各部の動作クロックを下げて省電力化を図る機能、自動ダウンクロックが原因だった様です(´Д`)



20130127a
GPU-Zによるクロックの変動(上3列)
ダウンクロック後応答がなくなり、回復と同時にクロックが最大になります


そういえば少なからず心当たりもあり…
元々このカードを使っていたPCはデュアルモニタで使っていた為、ずっと最大クロックで動いていた模様。(ダウンクロック回避の方法としてデュアルモニタ化が知られています)
案の定、動画再生など適度にGPUを使うソフトを起動させていると症状が出ません。
ちなみに、ドライバ274.24が入っているXPのPCでは、問題無くダウンクロックが機能していました。


原因がわかったので次は対策ですが、要はクロックを固定できればいい訳ですね。
まずは、NVIDIA純正のツール「NVIDIA SYSTEM TOOLS WITH ESA SUPPORT」を使ってみたものの…効果は得られず。
標準値のままだとカスタム扱いされず普通にクロックが変動しますし、中途半端にイジるとあっさりブルスクに(^^;
MSI AFTERBURNER」「Gainward EXPERTool」なども使ってみたものの、どうも上手くいかず。


考えた末、それならいっそBIOS書き換えればいいじゃん!という結論にw
つまり、ビデオカードのフラッシュROM内にダウンクロック時の設定値が書き込まれているので、それを変更してやろう…という訳です。
一歩間違えればカードがオシャカにになる作業ではありますが、それだけに効果が期待できます。


こちらの記事を参考に作業スタート。
GPU-Z」でBIOSを吸い出し、それをNVIDIAのBIOSエディタ「NiBiTor」で変更。
そしてそれを「NVFlash」で書き込んでやります。
…と、上手くいきました!
コア、シェーダー、メモリの全てを最大値にする設定も作ってみたのですが…
悪かったのはメモリクロックらしく、これだけ下げない設定で問題無く使える様に。



20130127b
NiBiTorでの編集画面
2D時のメモリクロックのみ最大時と同じにします。


最大値900MHz(DDR1800MHz動作)がダウンクロック時には三分の一の300MHzとなっていたのですが、ドライバとビデオメモリのアクセスタイミングなどの相性が悪かったのかもしれません。
最大値の半分450MHzや、元の倍である600MHzなども試してみたものの、画面にノイズが乗ったあげく再起動…などまともに動きませんでした。



20130127c
H.264フルHD動画のDXVA再生→終了の例
再生終了後、十数秒でダウンクロックしますが、メモリのみクロックはそのまま


BIOSの書き換え作業は慎重を期するものですが…
マザーボードのBIOSアップデートに慣れているなら難しくはないですね。
今回は同じカードのBIOSを使用していますし、ファンの回転数制御などには着手していませんので、ものの10分程度で終わりました。


なにはともあれ動作も安定し、かつダウンクロックも機能するように。
『ディスプレイドライバの応答停止と回復』は原因が特定しづらいトラブルだけに、スムーズに解決できラッキーでした♪


>関連リンク
 紆余曲折 - 2010年06月14日

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